最後の最後にチャンスはやってくる! シビれる大逆転を君に!
最大のピンチは最大のチャンス!「ネバーギブアップ」
ちょっとピン刺し(1枚だけ)のポケモンが多めですが、それがどこにあっても回収できるようにケアは厚めに敷いていますので、プレイの難しさはかなり緩和できていると思います!
来ましたきました!こういう「コンボしてくださいね!」みたいなカードが筆者は大好きなので、これはなんとしてでもデッキを組まねば! と思い、発売前ですが作ってきました!
「ネバーギブアップ」は、エネルギーを大量に供給できる代わりにサイドに3枚も差が無ければ使えないという超難しい効果を持っています! 今回はそれを実現させるためのデッキですよ!
サイドを取らずにゴリゴリ攻めるって?
ズバリ、このデッキのエースはこの「カプ・コケコ」です!
「かいてんひこう」で相手全員にダメージを与えていきましょう! ポケカに慣れている方はもうお気づきかもしれませんが、このワザのようなばらまき系は序盤にサイドを取らず、最後に一気にサイドを持って行く展開がほとんどですから、相手がガンガンサイドを先行していくわけです。
そう! これでじわじわと相手を追い詰めていって、その間相手にサイドをとらせてしまおうという寸法です!
サイドの枚数が3枚差になったら、「ライチュウ」の出番!「ネバーギブアップ」で大量の雷エネルギーを分け与えましょう!
誰にどれくらいつけるのかは、このあとご紹介しますよ!
なお、このデッキはかなり割り切って「グズマ」などの交代系トレーナーズを入れていなので、次のターンライチュウが生き残った場合でも逃げられるように意識しておくと◎です!
絶望的なサイド差はこうやってひっくり返す!
筆者の大好きなカードの一枚、アーゴヨンGXの出番です! 能力は良いんですけど、イラストはちょっと怖いんですよね(笑)
「スティンガーGX」の能力は、なんとお互いのサイドの枚数を強制的に3枚にするというぶっ飛んだ性能!
これで、ライチュウの「ネバーギブアップ」の次のターンに、6-1のような絶望的なサイド差になっていても、必ず「3-3」の状態でバトルが再開します! まずはこのアーゴヨンGXがスティンガーGXを使えるぶんのエネルギーをライチュウでつけてあげましょう!
アーゴヨンGXの特集記事もどうぞ→アーゴヨンGXデッキをウルトラシャイニーで作ろう!
最後に「ひかるアルセウス」でトドメ! 要求エネルギーは多いですが、それも「ネバーギブアップ」でカバーできます!
こちらの残りサイドは3枚と、かなり勝ちへのハードルが下がっているので、「アルティメットアロー」でそのまま勝負をいただいてしまいましょう!
特性「しんわのまもり」で相手のばらまき系デッキにも強く出ることができるのも頼もしい!
複雑なコンボはサブプランがあってこそ
相手がHPの低いポケモンを並べていて、思ったよりも「かいてんひこう」でサイドが取れちゃったり、こちらの戦略を見透かされて相手がベンチにポケモンを並べてこなかったりするとこちらのコンボは成立しません。
と、いうことで、サブプランとして今回は「サンダースGX」を採用しています。普通にゴリゴリ戦っちゃいましょう!
これはサンダースでなくてもOKなので、お手持ちの雷タイプのアタッカーを採用してみて下さい!
サンダースGXは「エレキバレット」でベンチ攻撃もできるため「かいてんひこう」との相性もよく、にげるエネルギーがないので「グズマ」を切っているデッキでも動きやすいのがありがたいですね!
無限の可能性「ネバーギブアップ」
以上、デッキ紹介でした!
ライチュウの「ネバーギブアップ」は、SM環境において貴重な雷エネルギーの大量供給ワザです。
かなり条件が厳しいですが、今後大量のエネルギーが何か意味を成すようなカードが登場すれば、このデッキとは全く違うコンボデッキが登場するかもしれません!
たった今誰もが持っておくべきカードではないですが、頭の片隅に置いておくといつか役に立つかもしれませんね!
編集後談
最近、ゲームの大きな大会で敗れたひとに注目するようになりました(カードゲームに限らず)。どんな表情をしているんだろう、何を思っているんだろうと気になったのです。
すると、意外なことに、笑顔で、相手を称えている人ばかりなのです。
筆者は極度の負けず嫌いなので、だからこそ面白いデッキに強さも加えたいと思い続けているのですが、試合に負けた時によく「悔しい」が勝ってしまい、凹んでしまうことがあるんですね。
相手のプレイが素晴らしかったのに、それを笑顔で称えることができないのは、なんだか勿体ないですよね。そもそも、カードゲームは相手とのコミュニケーションですから。
筆者の友人は、勝っても負けてもよく笑うので、それは立派なことだと思いますし、見習って、少し大人にならなければと思ってるところです。
相手も自分も楽しんでこその対戦ゲーム。「勝つことがすべて」ではないということを、忘れないようにしたいですね!