【シリーズ / コロキド研究所】マイナーカードと踊る ~ ドヒドイデ(ベノムフィーバー) 第1章~

コロキド研究所シリーズ「マイナーカードと踊る」ドヒドイデ編 ~第1章~

 

親愛なるブログ読者の諸君!エンジョ~イ!  本日も ポケカを楽しんでおるかな?

本日より始まった、連載シリーズ「マイナーカードと踊る」。

私が案内役の コロキド研究所 所長のコロキドじゃ。

 

 

当 研究所は、巷で大人気のトレーディングカードゲーム「ポケモンカードゲーム」を よりエンジョイ!するために、日夜 様々な研究を行っておる。

その中でも 私の研究専攻は、マイナーカード」。

あまり使われない ノーマルカードたちに注目し、そのカードを活躍させるための方法やデッキ構築を研究をしておるのじゃ。

 

この度、このエンジョイ!ポケカ部 編集部さんの力をお借りして、私の研究の一部を公表させていただけることになった。(編集長のインゲンさん、ありがとうございます。)

それが この連載シリーズ コロキド研究所 ~ マイナーカードと踊る というわけじゃ。

この連載によって、普段は注目されないようなカードが アッと驚くような活躍をし、ポケモンカードゲームを取り巻く環境が より多様性に満ちた、ワクワクできるものになるよう お手伝いができれば… と考えておるぞ。エンジョイ!ポケカ部 読者の諸君、どうぞ よろしくお願いします。

 

ポケモンカードゲーム研究家:コロキド 博士

 

◎ 今回の研究対象のカードは…?

…さて、今回から お話しさせていただく 1枚目の研究対象のカードは こちらじゃ。

 

ぜんこくずかん No.748 ヒトデナシポケモン「ドヒドイデ」

12ほんのあしで かいていを はう。ドヒドイデの はったあとには サニーゴのカスが ちらばっている。(『ポケモン サン』より)

 

サニーゴの天敵 でおなじみの ドヒドイデ 。アニメのサン・ムーンで、進化前のヒドイデが、ロケット団のコジロウの 持ちポケモンになってることでも有名じゃな。

2019年6月現在の スタンダード レギュレーションだと、水タイプ超タイプがそれぞれ存在しておるが、今回取り上げるのは水タイプの方。超爆インパクトのパックに収録されていたカードじゃ。

 

水タイプの1進化ポケモンで、HP120。弱点は草タイプ。逃げエネは、少し重めで3個。レアリティは、アンコモン。非GX系の1進化ポケモンとしては、わりと標準的な数値をもっておる。

このカードの特筆すべき点は、このポケモンの下ワザ ベノムフィーバーに凝縮されておるぞ。

 

① 相手のバトルポケモンがどく状態であること

② 相手のバトルポケモンにダメカンがのっていること

…という2つの条件があるものの、水エネ2個で打てるワザとしては、そのダメージ倍率は のっているダメカンの数×50 という高倍率

つまり、単純に考えて、ダメカンが5個のっていれば、タッグチームGXのすべてのポケモンを落とすことができる計算なのじゃ。凄いとは思わんか?

 

(「50×」のダメージ計算は、ゲーム中1回しか使えないGXワザでもよくみかける。それだけ 強力なワザという証明じゃ。)

 

それだけ 潜在的な破壊力を秘めた強力なワザを持っているにもかかわらず、ドヒドイデ自身は ダメージを直接与えるワザを持っておらん

つまり 他のカードで ドヒドイデをサポートしてやらなければ、強力なワザを活かすことができないという 非常に尖った性能のカードなのじゃ。

まさにOne for all, All for one(一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために)を体現した 粋なカードだと思わんか??

元々 私がドヒドイデが好きというのも大きいんじゃが、これほど トレーディングカードゲームの面白さと難しさを わかりやすく実感できる 素材は なかなか ないと思う。

もし「デッキの構築を考えるのが大好き」という読者の方がいたら、ぜひ 私といっしょに このドヒドイデ 研究に協力して欲しい!諸君のアイデアが、このカードの可能性をさらに広げてくれると信じておるぞ!

 

◎ドヒドイデはみんなのために、みんなはドヒドイデのために

それでは、私が 研究中のドヒドイデ(ベノムフィ-バー)型 デッキ構築について、レポートを紹介していこう。

 

ドヒドイデが ベノムフィーバーを打つために必要な条件は2つ。(これを満たさなければ、いくらがんばってもベノムフィーバーの威力は「0」のままじゃ )

① 相手のバトルポケモンが どく状態であること。

② 相手のバトルポケモンにダメカンがのっていること。非GXポケモンなら2~4個、GXポケモンなら4~6個、ダメカンをのせることを目標にしたい)

つまり、状態異常系デッキとバラマキ系デッキのハイブリッド型というのが、ドヒドイデ・デッキの基本形になると、私は考えておる。

そこまでイメージできれば、あとは関連のカードを集めて、試用と調整を繰り返せば、簡単にデッキが仕上げられると 当時の私は思っておったんじゃ…。

 

まず私は「どくバリ」「アローラサンドパン(トゲのよろい)」「ナマコブシ(とびだすなかみ)」を組み合わせた、カウンター型どく・バラマキデッキを考えた。(カウンター型を採用した理由は、相手の番で どく状態異常を回復されるのを避けるためじゃ)

 

バトル場にひきずりだす役として「サボネア(トゲトゲどく)」「ノクタス」「マスキッパ」を採用。

特にノクタスは、相手のバトルポケモンにダメカンがのっていれば、1エネで90ダメージを出せるから、削り役やトドメ役もこなせるサブアタッカー役も兼ねておる。

 

最終的に、特性持ちのポケモンを最小限にして、「ブルーの探索」を採用。「どくバリ」や他のトレーナーズをピンポイントで山札から引いてくる型を採用したぞ。名付けて、試作 壱号ドヒドイデ式 ハリとトゲのチクチク・フィーバーデッキじゃ!

 

(※ 上記のデッキレシピは、私が実際に試作した 初期型デッキの一例)

「最初にしては、いい感じのデッキが組めた!」と意気揚々の私だったが、実際にプレイしてみると、すぐ 水ドヒドイデをメインにしたデッキ構築の難しさを 思い知らされることとなった…。

 

◎ドヒドイデ(ベノムフィーバー)の弱点

「ハリとトゲのチクチク・フィーバー」デッキは、コンセプトもまとまっていて、研究所に遊びに来る近所の女の子相手ではあったが、勝率もまずまずじゃった。

派生として、アローラサンドパンの代わりに「ラランテス(はなふぶき)&ラランテスGX」を採用(攻撃力の底上げとエネ回収&エネ加速)し、カウンター型から 積極的に攻めていくスタイルへの路線変更も試した。結果的に、勝率も少しずつ上昇。デッキの構築は、上手くいっているように 傍目からは見えていたのかもしれん。

(「はなふぶき」は、威力は控えめじゃが、ノクタス「トゲでえぐる」の起点にもなる全体攻撃ユニットエネルギーをつければ、1エネで100ダメージを出す、第3のアタッカーにもなる。)

 

 

…しかし、このデッキには 致命的な欠点があった。

 

メインアタッカーのドヒドイデが、肝心の「ベノムフィーバー」をまったく打てなかったんじゃ。

そう…。個人的な推しポケモンを メインアタッカーに採用したときによく起こる、「別に ○○デッキである必要 ないんじゃね?問題」というやつじゃ。(実際に オリジナルデッキを組んだことがある者なら、誰もが1度は向き合うことになるであろう この問題。この記事を読んでおる諸君らにも、1つや2つ 心当たりがあるのではないかな?)

このデッキで サイドをとるとき、大半が ドヒドイデじゃなく、サブアタッカーのノクタスラランテスの攻撃によるものじゃった。

 

つまり、ドヒドイデのデッキではなく、本当は ノクタス&ラランテスのデッキとして成立してしまっていたという訳じゃ。それに気づいたとき、私はショックじゃった…。

 

相手にダメカンをのせ、どく状態にしてから攻撃するよりも、ノクタスが自分で ベンチから引きずり出し、トゲでえぐった方が圧倒的に早い。

ドヒドイデ:➀ヒドイデからドヒドイデに進化→➁③水エネ2個 → ④~⑥相手のバトル場のポケモンにダメカン → ⑦相手のバトルポケモンを「どく」→ ⑧ベノムフィーバーで攻撃

ノクタス:➀サボネアからノクタスに進化→➁草エネ1個 → ③相手のバトル場のポケモンにダメカン → ④トゲをえぐるで攻撃

 

実際には、自分の番で複数の処理が行われるから、比較するのは難しいが、シンプルに比べてみると その差は歴然じゃの。

ポケカプレイヤーとして あまりにも未熟だった私は、このとき初めて、メインアタッカー役に なにより重要なのは、「ワザの威力」ではなく、速さ(攻撃の準備時間の短さ)だということを知ったのじゃ。

 


コロキドが考える アタッカー(攻撃役)の条件

➀ ワザに必要な条件を 簡単にそろえられること(必要なエネルギー、進化、ワザの条件)

➁ 相手のポケモンに大ダメージを与えるワザを持つこと(ワザの打点)

③ ワザを連発できる、または、その状況を作れること(耐久力、逃げエネ、エネ加速)

④ 相手に攻撃させず、自分が攻撃できる状況を作れること(状態異常、特性、ワザの効果)


 

ドヒドイデは、確かに ➁番の(条件付きではあるが)大ダメージを与えるワザを持っておる。

しかし、それ以外の条件は、私が想像していたよりもずっと 他のカードの援護が必要なカードだった。

➀ ダメカンのせ(2~6個)と どく状態、水エネ2個(ダブル無色エネルギー不可)

③ 相手をきぜつさせると状態異常がリセットされるため、ワザの連発はできない。

④ 状態異常は、ベンチへの移動&ポケモンの進化・退化で回復してしまうので、自分の番に攻撃ワザ以外で状態異常にする必要アリ

ドイドイデよりも、ノクタスの方が 攻撃にかかる時間が短い

私は、デッキの試作を一旦 休止し、ドヒドイデが足りない部分を補ってくれる 新たな相棒ポケモンを探す旅にでなければならなかった…。

 


それから 数か月…。

未だ 理想の相棒ポケモンを見つけられないまま、ただ時間だけが過ぎていった…。

 

…しかし、転機は突然やってきたんじゃ。

2019年5月31日。 拡張パック「ミラクルツイン」の発売日と ともに!

 

「ミュウ&ミュウツーのタッグチームGX」の登場に 沸き立つ ポケカ界隈の雑踏を通り抜け、

たどり着いた まどろみの森の片隅で、私は ついに見つけた。

ドヒドイデの足りないパーツを埋めてくれる その小さな存在に…!!(第2章へ続く)

 

◎ 次回予告

ドヒドイデの相棒ポケモンを求めて、カードショップ界隈を彷徨い(さまよい)歩く コロキド博士。

その旅の果てにたどり着いた まどろみの森で、彼が出会った そのポケモンとは…!?

 

次回、【マイナーカードと踊る】ドヒドイデ編 第2章 ~「邂逅(かいこう)

「君は、キノコポケモンの涙を見る。」

 


それでは ここで、ポケカ川柳を一句…。

 

目前で アセロラ回収 ドヒドイでぇ~

みんなも 「ヤルカ、ポケカ」じゃぞ~!!

 

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